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2022年8月15日月曜日

夏休みと終戦の日と全体主義の起源

この夏休み、これまで何度となくチャレンジして挫折してきた「全体主義の起源の読破」に再々々々?くらいのチャレンジをしていました。

結果から言うと、300ページ×3巻の大作の、第一巻の最初の100ページしか読めませんでした(^_^;)

メイヤスーもマルクス・ガブリエルも、2〜3日で読み切れたけど、これは何度トライしてもなかなか前へ進まない。

理由は明白で、この本は、様々な分野の知識にそれなりに精通してないと咀嚼できないからだ。歴史、政治、宗教、文化、民族、経済、社会、官吏、行政、文学、哲学、、、

そもそも膨大な資料を読み解いて「本質」を見出そうとした渾身の著だから、読む方もそれなりに色んな知識を獲得しながら読み進めなければならない。その前提に立って、著書全体として著そうとしていることを俯瞰しながら個別具体的な文面をその都度理解していく必要がある。

そりゃあ、、、たった一週間程度の時間では読み解けるものではないよなあ、と改めて思わされた夏休みでした。

けど、読み進めながら常に心の奥の方にズシリと響いてきていたある印象があります。

本質は、やっぱり様々な角度や立場から冷静に慎重に、なおかつ偏見や先入観を持たずに紐解く必要がある。場合によっては自分の信条さえも疑ってかかりながら、迫っていく必要さえある。
ヒシヒシとそういうことを感じながら読み進めた一週間でした。

奇しくも今日は終戦の日。
夏休みの終盤に、この日を迎えてこういう思いを強くするというのも、なにかに気付かされるきっかけかも知れないな、思いながら、黙祷の瞬間を待ちます。


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