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2024年12月29日日曜日

振り返るにはまだ早い

 


2001年、創業した。

2005年、未来が見えなくて路頭に迷いかけた

2008年、必死になってもがいて、奈落の底に落ちないための「藁」をなんとか掴みかけた

2011年、震災に加えてプライベートな不幸も重なり色々折れそうになった

2017年、いきなりエイヤっと法人化

2019年、法人経営順調で、調子に乗った(この頃「半分青い」で原田知世さんが言っていた「調子の良いときに調子に乗らずに、いつ乗るの?」に感銘を受けていた(笑))


そして2024年

2024年は、最終盤の11月・12月になって大いに「反省」することの多い年だった。

それまでの10ヶ月だって、一生懸命生きて、仕事して、反省もしつつだったはずだけど、この2ヶ月間の間に自分の内面に生じた変化のお陰で、そのまえの10ヶ月がどうだったのか?ももうすでに忘却の彼方になってしまいそうな程だ。


そして同時に、自分の力のなさ・・・力量の稚拙さをこれでもかというほど痛切に自覚せざるを得ない2024年でもあった。


けれど、なにげなく予約録画していたいくつかのテレビ番組を観て、救われた。


ひとつは小田和正さんのクリスマスの約束2024


今回が最終回となるその第二部で、これまで20年以上の軌跡をダイジェストで見せてくれた。

偶然にも第1回から観ていた僕にとっては、創業当時とも時期が重なって、「クリスマスの約束」の記憶が、イコール「自分の事業の記憶」とも重なる。

長い年月を経て、少しずつ記憶から消えていた、あの頃のこととか、あの時この番組を観ながら思ったこととかを想い出して、なんとなく「初心に帰る」感覚を思い出させてくれた。


もうひとつは情熱大陸のイチローさんの二夜連続特集


歳を重ねてもなお、1ミリも衰えない野球への情熱と、その情熱を支え続ける確かな「技術」と「想い」。

彼はこの番組のインタビューの中で「技術やテクニック」「データや数値」だけではない野球の素晴らしさ、というものを強く伝えようとしていた・・・いや僕にももちろんそれはきちんと伝わったが・・・それ以上に、自分の仕事とも重ね合わせるようにしながら「確かな技術や高いレベルでのテクニックの維持」があるからこそ「想い」を具現化出来るのだ、ということを痛いほど感じた。

今メジャーに呼ばれたときに断りたくないから、現役の時よりもさらに厳しく自分を追い込むトレーニングを続けている・・・来るかどうかも分からないオファーを自ら設定しながら。

そして、その想いや理念は、「自分のため」ではなく「次の世代を担う若い野球人のために」役立てようとしているところも、ぐっと来た。


小田さんもイチローさんも、そしてもっと言うならクリスマスの約束の出演者さんたちも、イチローさんと一緒に試合している他のプレイヤーのみなさんも、ミュージシャン、スポーツ選手としての「ピーク」はとうに過ぎている・・・けれどもこの熱量、この視野の高さ・広さ、そして心の強さ


反省をしつつ、自分の非力さを認めつつも・・・こんな年、こんな状況で、うつむいている場合ではないと、気力を奮い立たせるきっかけを貰えたような気がする。


そう思うと、最終盤で痛感した無力さとそのことに端を発する反省の機会も、最後の最後、このタイミングで来年への原動力へ転嫁するきっかけとなったのだから、案外嘆いてばかりいるものでもないなあ、と思ったりする。


さあ、あと3日。

2025年を今年よりももっと良い年にするために、準備する時間はまだ72時間以上も残されている。


頑張ろう。

頑張ろう、オレ。

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