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2018年12月2日日曜日

転載

過去に書いていたブログサイトの記事で探しものをしていたら、偶然別の記事でこんなのを見つけました。

自分が書いていたことではあるんですが、改めて今の自分にも戒め・指針としてきちんと刻んでおこうと思い、備忘録的に転載しておきます^^;。

===転載===
偉そうにモノを言える立場では全くありませんが・・・稚拙な私の経験ではありますが、ぜひとも書いて伝えておきたい、企業経営者の皆さまへのメッセージ。

経営者たるもの、何が必要か?

基本は「着眼大局、着手小局」。あらゆる事に「大きな展望と局面に目を向け、実際の行動は足元をきちんと固める」ことが基本だと思います。

■「絵に描いた餅」すら描けないようでは経営できない。
経営者は、会社の唯一の「責任者」です。現実をよく見て、実際の経営が上向くように努力を続けなければならない。現実を見ずに「べき論」や「理想論」ばかりを唱えていて「今の成果」を出せないようでは、それは「絵に描いた餅」でしかない。けれども、「絵に描いた餅」すら描けないような、理念・理想を語れない者は、経営者の座を退くべきです。それほど、企業経営にとって「理念」「理想」は重要なものです。

■目の前のお客様をおろそかにしては、決していけない。
今目の前で自社の商品やサービスにお金を払って下さるお客様がいらっしゃるという時に、そのお客様以外のことをやっているようなスタンスの会社であっては決してならない。経営者は自らそれを率先して行動で示すべきです。けれども、だからといって、目の前のお客様の対応だけに追われるようでは、これもまた経営者失格。企業経営は、たった一人のお客様の要求だけを満たすためだけのものではなく、多くのお客様からのご要望に応えることが必要不可欠だからです。

■従業員に敬意を払って接し、決して「アゴで使う」ようなマネをしてはいけない。
中小企業では、従業員は会社のかけがえのない人財です。「給料を払っている」のではなく「経営を支えていただくために働いていただいている」と考えるべき。声を荒らげて怒鳴り散らしたり、アゴで使うようなマネは、決してしてはいけません。
けれども、だからと言って従業員に肩入れしすぎたり、気に入られようと媚びたりするようでは、経営は成り立ちません。敬意をもって接した上で、指示・命令にはキッチリ従っていただく、というスタンスを身につけるべきです。

■本当に戦うべきは自社内にアリ。他社との競争ばかりを気にしてはならない。
特に中小企業の場合、ライバル会社というよりは、自社より規模が大きい会社との争いになることが多いですね。そのような場合に、決して「他社」にとらわれて、自らの経営というものを見失ってはなりません。「対抗」しようとすればするほど、得てして自社の強みや良いところを見失い、ドロ沼の価格競争や顧客争奪合戦に陥って疲弊し、結果経営力はガタガタと崩れてしまう、ということになりがちです。
そうなる前に、自社をどう強くしていくか、勝ち残れる力とお客様から支持される魅力に溢れた会社に育て上げられるか?・・・それが経営者に課せられた使命です。

■周囲の人間の助言には耳を傾けて心して聞くべし
経営者にモノ申すというのは、たとえ給料をもらっている従業員ではなくても、相当な覚悟と勇気がいるものです。敢えて耳の痛い助言や、厳しいアドバイスをする人間には、心して接して耳を傾けるべきです。
ただし、周囲の人間の言うことを、ことごとく鵜呑みにして、なんでもかんでも受け入れてしまうような助言の受け方は決してしてはならない。事業経営において最終的な意思決定のできるのは、経営者ただひとりだけなのですから。また、あまり色々な人の助言をなんでも聞き入れていると、本当に進言をする者からは肝心の助言を受けられなくなります。

■常に外部の目を意識するべし
社内から自社や自社スタッフを見渡したときの印象と、外部から見える印象というものは、信じがたいほど温度差があります。社内ではとても信望のあるスタッフが、顧客や取引先からはものすごく評判が悪かったり、社内ではバカだアホだと罵られているような社員が、外部からは絶大の信頼を得ていたり・・・などということは珍しくも何ともありません。そして得てしてそういう内部と外部との温度差や矛盾は、外部からの評価の方が的確な場合のほうが多いものです。
つねに外部からどういう評価をされているのか?に耳を傾けて意識を注ぐ努力を続けるべきです。

■最後はすべて自分が背負う覚悟が必要
不必要に気負ってカッコつける事はありません。経営者だって人間ですから、焦りもするし、恐れもします。調子にのって安請け合いするような事だってあるでしょうし、機嫌が悪くて従業員と衝突することだってあります。それらを全部抑えて聖人君子のように振舞う、などという必要はないと思います。ありのままの自分で経営に臨むほうが物事うまく行くことだったりますから。
けれども、そうは言ってもあなたは経営者です。もし何か事が起これば、全ての責任と債務を背負うことになるのは、自分一人以外誰もいないのだという覚悟を、常に持ち続ける気持ちの強さが必要です。

具体的な手法・ノウハウは、それぞれの会社に色々あると思いますが・・・トップに立つ人間に求められるのは単なる知識や技術だけではありません。
私のような者が言うのも、本当におこがましいことですが・・・何かのヒントになれば・・・どうぞ参考にしてください。

====転載、以上====

10年前・・・まだまだ青かったなと思う点もあれば、今に通ずることをずっと訴え続けていたんだなと思うこともあったり^^・・・感慨深い師走の日曜日^^

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