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2018年1月25日木曜日

こう見えてバリバリの人文系です(笑)

いや、そうとしか見えないのかもしれませんが(笑)

ITコーディネータなんつー仕事をしていて、普段パソコンやITのことばっかり情報発信しているので「理系」のような印象を持たれる方もいるのかもしれないなと思い・・・^^;
・・・いない、か^^;?

まあ、文系・理系なんていう分け方そのものが、本音を言うとバカバカしくて書くのも恥ずかしいのですが。
ナンか最近仕事をしていると「理系じゃなければ意味がない」的な発想の方が多くて、少しひと言いいたくなったわけです。

AIの研究とか開発、IoTの活用とか、色々注目されているITの分野で必要になってくるのは、もちろん直接的には数学とか物理とか、分類としては「理系」の分野の知識や能力だと思います。
けど、それを支える基本的な「思考能力」や、直接的な技術を発展させて別次元とつなげるための「演繹力」や「概念力」を培うのはモロに「文系」的な知識とその能力訓練です。

それに、科学は根本的に「経験の積み重ね」でしかないということをきちんと認識し限界を見極めるのに必要な「論理学」とか「哲学」はまさに人文系の王道で、こういう認識を持っていないと、「数字を捏ね繰り回すだけ」の表面的な科学者ばかりが増えてしまうと思うんです。

そして、ごく小さな範囲のことではあるけれど、実務のIT活用の分野では理系的な数学・統計学などの知識よりも論理学や哲学といった人文系の知識のほうが必要に迫られることが遥かに多いです。(数式も統計知識も、勿論使うのですが、その数式の意味することは何か?この統計で推論できる事はどんなことで推論出来ないことはどんなことなのか?ということを確かめる方が、実務に遥かに貢献するのです)

直接の成果を上げるものではないから、人文系の知識や能力をきちんと学ぶ機会・機関を「必要ない」と短絡的に断じて国の政策にまで反映させてしまうのも、いかがなものかな?と結構本気で心配する今日このごろです。


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