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2016年7月2日土曜日

ITコーディネータという仕事について

久しぶり・・・何年かぶりです^^;・・・に、ITコーディネータという資格と仕事について真剣に考える機会を頂いている。

もちろん、今までもITコーディネータという仕事について常に意識して、より高いレベルでの仕事を目指していた。
けれども、日々ローカルな場所で仕事をしていて、身近に切磋琢磨するようなITコーディネータ仲間がいないという環境だと、どうしても目の前の仕事に収斂していってしまって、「本来あるべき姿とは?」とか「ITCとしてより良質な仕事とは?」ということが、頭の片隅に追いやられてしまう。

今回、全く地元とは違う地域の、しかもバリバリに活躍している独立系ITコーディネータの方たちと、ガチでITCとはなんだ?という事を考える機会を得て、しかもそれが単発ではなく継続的に取り組まなければならないという環境に身をおくことになった。
そのキックオフから数日経って、気がついた。

自分の意識が完全に切り替わっている。

単なるパソコンの設定・サポートだけでない、ITコーディネータとしての役割は?
お客様に要求されるがままに見積を出し、言われる通りの設置・設定を行い、新しいパソコンや新しいソフトを導入して便利になった、効率良くなったと喜ばれてそれを良しとして、それでイイのか?

本当にこの会社にとって有益なのは、便利に動くシステムを導入することか?
この会社の売上に本当に貢献するのは、Webのアクセス数やWeb問合せが増えることだと安易に考えて良いのか?

そんなことばかりをこの1週間考えながら、お客様のヒアリングをし、現状把握を行い、手を動かし頭を動かしている。

そういう風になっていることに、ふと昨夜気がついた。

普段なら、「どうやってより効率よく、効果的に成果を出すか?」に集中しているのに・・・

けれども、同時にそれは決して悪いことではなくむしろ好ましいことなのだろうとも思った。
ITコーディネータという仕事は「IT」とついているからどうしてもパソコンやネットなどITのことをやるのだと、周りも自分自身もそう思いがちだ。
けれど、ITコーディネータはITを経営に活かすということを最大のテーマに仕事を進めるべきとされている。
「ITをどう活用できるか?」ということに徹底的にフォーカスを絞った場合、途端にパソコンの設定やソフトウェアのカスタマイズ、システム導入という話でないということが明らかになる。

同じITコーディネータだけど、別の地域、別の立場で仕事をされている方たちとディープなディスカッションをすることで、頭のなかの回路が完全にそういう方向へ切り替わった。
それはきっと、今の自分にとって最も必要なことだったのだろうと思う。

「お客様優先」「顧客目線」・・・机上の理屈でならそんなことはいくらでも言える。

けれど、本当にその会社の経営を下支えする立場でITの利活用を推進するという視点に立てるか?

そのことを再び自分に問いなおす、とても貴重な機会に、いま正に直面させてもらっているのだと思うと、なんだか身が引き締まるというか、身震いするというか、背筋がピン!となるような思いになった。

さあ、15年の経験をここからどうやって活かすか?そして経験値を更に獲得するためにどう向き合うか?

正念場に差し掛かっているような気がする。


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