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2016年6月25日土曜日

世界が変わるのかもしれないな

イギリスがEUから離脱することになった(@_@)!

都内でセキュリティについての研修を受けてる最中に飛び込んできたニュースだった。
「まさか!!?」と思ったのとほぼおなじくして「やっぱりか!?」という気持ちも湧いてきたりして・・・

もしかしたら将来、このことが大きな歴史の転換点だったということになるのかもしれない。
そういう意味ではとても重要な歴史のページを刻んだ日だったんだと思う。

アメリカでは同じようにポピュリズムな政治家が躍進してもしかしたら大統領になるのか?という危惧とも期待とも取れないような話が現実になりつつある。
僕の住む日本でも、分かりやすくそういう流れは見えないけれど、誰もがなんとなく「大きく変わる」ことを察知している気がする。

そのことを僕がどう思うのか?どう考えるのか?は言わないことにしておく。
けれども政治的な見解ではなく、もっと違う次元で思うことがある。

世界は変わるのかもしれない

昨今の政治はどのレベルでも(国際政治も1国の政治レベルも、あるいはもっと小さな地方自治体の政治でも)、もっぱら経済のことが中心になっている。
経済を良くする事ができるかどうか?が政治の能力であり成果だと。

そんな中で、繁栄を誇っていたはずの国が外国人労働者に仕事を奪われつつあるからコミュニティを脱退するといい、世界一を誇っている大国の大多数が貧困に苦しんでいてその原因が一部の富裕層や頭の良いやつらがごまかしているんだという。
他の国のことだから実態は知らない。
けど僕の住む日本でも、分かりやすくそういうふうにはなっていないけれど、誰もがなんとなく「富裕層と貧困層という格差から逃れられない」と感づいている気がする。

日本はもうかつての日本じゃないのかもしれないな

子供の頃、小学校や中学校の社会科や道徳の時間によく聞かされたこと。

日本人はマジメで勤勉、よく働く
日本は資源や国土では劣るがその勤勉な国民性でカバーして経済大国になった
日本は戦争に負けて惨めな思いをしたけれど、頭はいいし一生懸命働くから優秀な国になったんだ、だから今世界トップクラスの経済力を誇っている

そう教わった

けど、そう教わってその通りだったのは、僕やぼくより少し下の世代の人たちだけじゃないだろうか?
バブルが弾けて一気にそのとおりではなくなり、リーマンショックとデフレでもうそんな姿は過去のもので今はそんな日本はどこ探してもないんだと。
僕の住む日本でも、分かりやすくそういうことは報じられていないけど、誰もがなんとなく知っていて認めたくないから黙っているんだという気がする。

日本はもう優秀な国じゃない。
東京大学でさえ、世界のランキングどころかアジアのランキングでもトップに入れなくなった。
大学という「公」だけでなくひとりひとりの個人の能力も、すでに優秀だというレベルにはいない。
人より沢山勉強し、沢山努力し、成果を出せないのなら一生懸命ひとの二倍や三倍たくさん働いて成果を出す・・・そんな事を良しとする風潮はもとっくに消え去っていて、80年代ころからこちら、「どうすれば楽して成果を出せるか?」ばかりを指南する本やらセミナーやら、評論家やらがやたら増えている。

頑張って働くと自由に使えるお金が沢山増える。
働いてモノやサービスが潤沢に提供されるようになれば豊かになり、豊かになるともっと社会が良くなる。
だから社会をより良く発展させるのは、働き方や行き方をより効率的で経済的に豊かになるようなお金の使い方が出来るような方法に合わせていくことだ。

・・・そういう資本主義的な世界の作り方が終焉を迎えつつある、ということなんじゃないだろうか?

社会主義・共産主義的な世界の作り方は30年近く前に失敗だったことが世界中に知れ渡った。
今度は資本主義の失敗が世に晒されるときなのかもしれない。

僕の住む日本でも、分かりやすくそういう事をいう人はほとんどいないけれど、誰もがなんとなく「経済さえ良くなれば社会の問題はことごとく解決する」なんていうのは嘘だと言うことに気づいている気がする。

世界は、もう変わるのかもしれないなと思った土曜日。

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