昨日伺った民宿さん。ホームページが活用しきれていないからアドバイスを、ということで行ったんだけど、結果意外な展開に・・・
Webコンサルを専業とされている方(僕は恥ずかしながら専業じゃないんですが)なら百も承知だと思いますが、「ホームページが活用しきれていない」と銀行経由で相談してくるケースというのは殆どの場合、「ホームページが活用できていない」んじゃなくて、「商売そのものをきちんとアピールできていない」という状態。ひどい場合だと「商売そのものに魅力が全然ないのにHPでアピールすれば客が来ると思ってる」という状態の場合もある。
実は今回も、伺う前はそういうケースなんだろうなぁ、と思ってました。
現状のサイトを見る限り、「コレでどこを魅力的に見せろっていうんだ^^;」とさじを投げたくなるくらいのものだったので・・・
けどまあ今回の場合、先に指名されてOKを出してから、訪問先の内容を確認するという順序だったので今さらイヤだとは言えず、とにかく伺ってヒアリングすることにしました。
案の定、ヒアリングの最初の40分間は、「あ~~~・・・それじゃホームページ云々以前の問題だよ。右肩下がりの伊豆の観光業の中にあって、そんなどこにでもあるような民宿サービスと経営方法じゃあ、ホームページをどうつくろっても、ムリムリ」と、心のなかで呟くしかない状態。
ところが・・・前半41分!奇跡のようなパスが通ります^^!(→なぜここからサッカー^^;?)
ふと何気なく確認した、過去のお客様の感想の内容で気になることがあって、「コレはなんですか?」と食いついたら、女将さんが色々話し始めました。
その内容というのは・・・ここで具体的に話すわけにはいきませんが、「お、おいおい、ナンで今まで何年もその事をアピールして来なかったんだよ^^;!」というような、目からうろこな話。
それほど魅力にあふれる素材がこの民宿には埋もれていたのか!?と思うと丁寧に言葉を選ぶなんて悠長なことができなくなり、思わず口にしちゃいました。
「女将さん、アンタ自分のとこの魅力というか、お客さんが泣いて喜ぶほどの良さを、ご自分で全然分かってねぇなぁ~。ナンでソレをちゃんとアピールしないんだよ!?」
そこから後半は、もうスルーパスとダイナミックなシュートのオンパレード。
出るわ出るわ・・・
大逆転です。
こんな魅力的な個性がある民宿だったら、ホームページの活用に細かなテクニックなんて要らない。情報をキチンと羅列するだけでも充分!というほどのお宝揃いだったんです。
いやいや、小さな会社・小さなお店の支援をたくさんやって来ましたけど、こんなケースは初めてでした^^;
最大の自社の魅力を、自ら隠すように客から遠のけていて、ホームページにもそれを一切載せてなかったなんて・・・^^;
やる気ないのかと思ったら、「そんなの、お客さん喜ぶかねぇ・・・」だとさ^^;
ホント、自分の会社のことは、全然分からないもんなんだねぇ~。
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