映画館で映画を見る。
その映画はフィクションだと分かっているのに、その映画で心が震えて涙を流す事がある。
例えば家に電話がかかってきて、あなたのお母さんが事故で亡くなったと聞かされる。
今目の前に母親がいる状況なら、その電話で泣くことはまずないだろう。
フィクションも電話の嘘も、作り話だという点で同じだ。
同じ作り話なのに一方の場合は涙を流し、一方の場合には涙を流さない。
これはどういうわけだろうか?
そもそも、何故、泣くのだろうか?
大学時代に授業でこの事について何時間も考え、話し合った事がありました。
その頃一生懸命考えた事を、最近また考えるようになっています。
あの頃は純然と哲学的な理屈として考えていた。けれども今同じ事を考えてみると、自分の経験した様々な経験が糧となって、当時思い至らなかったような考えや感覚に到達する事を実感しています。
なぜ泣くのか、、、その事ひとつ考えてみるだけでも、色んな事に思いを巡らせることが出来る、、、なんて贅沢なことだろう、なんて思ったりして(^_^;)
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