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2012年10月4日木曜日

人として

私個人の経験の話ですから、正しいとか正しくないとかいうことではありませんが・・・

大学を卒業後、僕は幾つかの会社にサラリーマンとしてお世話になりました。
また、仕事以外の部分でいくつかの市民活動に参加したりしました。

現在は読者の皆さんも御存知のとおり、独立して個人事業主として働いています。

会社勤めの頃と、現在の個人事業主としての暮らしとで、大きく違う点。

自分の行動を自分の意志で決定できる

というところ

サラリーマン時代、私はいくつか「自分の意志を曲げて」行動を取らなければならないシーンに直面しました。

もちろん社会の中で働いているのだから、全部なんでも自分の思うとおりに、などというわけには行かないことくらい十分承知しています。自分は納得できなくても、それが会社のために良かれ、社会のために良かれということであれば、敢えて自分の思いは抑えても周囲の意志に従うという場面は多々あります。
市民活動やボランティアなどの活動でもそれは同じです。どんなに「自分の善意」と言っても、それが単なる我を通すだけのことであれば引かなければならないことも多々ありました。

それら日々の瑣末な我慢や妥協は当然のことだと思います・・・けれども・・・

人として当然すべき行為を、仕事上の制約や会社や所属しているグループからの暗黙の制止でできなかったり

人として決してすべきではない行為を、会社や周囲からの見えない後押しで平気でやってしまったり

そういうことを何度か経験しました。

私はそれほど強靭な意志を持ち合わせているわけではないので、そうやって何度も「本当は人としてこういうことはすべきでない」というような事を曲げて行動していると、いつの間にか感覚が麻痺してしまって、ふと気づくと、それらの行為を平気でやったり言ったりするようになってしまっていました。

個人事業主として仕事を初めて10年。
その経験を反面教師として、常に自分に言い聞かせるようにしています。

少しの妥協を積み重ねて、いつの間にか大きく自分の意志に反する事にならないように・・・

企業や団体のなかにいながら、自分個人の意志と会社やグループの意志とのギャップを上手に調整して、ちゃんと行動の取れる方ももちろんいらっしゃるとは思いますが・・・私の場合は「バランスを取る」事よりも「自分の考えや行為が、本当に自分で納得行くものか?自分の欲や利害に流されて、いつの間にか恥ずべき事をしていないか?」ときちんと向き合うという事の方に注力するほうが自分らしさを発揮できると思っているのです。

それは今も、これからもずっと変わることはありません。

・・・なんだか支離滅裂な書き方になってしまいましたが・・・^^;

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