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2017年8月20日日曜日

技術力?

昨日、日本の地下鉄をイギリスの地下鉄のスタッフが視察しに来て驚くというテレビ番組を見ていた。

この番組、嫌いじゃないので結構よく見ている。
熟練の技巧やノウハウを見た外国人の専門家が舌を巻く、というシーンに、ちょっとだけ何故か誇らしくなったり嬉しくなったり、僕も結構楽しんでみてたりする。
するんだけど、昨日のは少し複雑な気持ちだった。

次の駅に着くまで、誤差1秒以内に収める研ぎ澄まされた感覚とか、それを修得しているのを「すごい!なかなか身につく技術じゃない」と視察しに来た外国人が驚いていたけど・・・

それ、ホントにそう思ってたのかな?

その番組中、イギリスの地下鉄運転手はどういう技術を磨くのか?という質問があった。
それにイギリスの運転手さんはこう答えていた。
「イギリスの地下鉄は自動運行が導入されているので、正確なスピードや到着というよりは、信号の見落としを防いだりトラブルを防ぐという予知・対応技術を磨いている」
確かそんな感じの答え。

要するに日本では、「イギリスがすでに大部分導入し終えている自動運行がまだほぼ全く導入できていなくて、その代わりに運転手の運行技術訓練をして技術を高度なものにしている」ということだよねえ・・・?

もちろん、自動運転の方が運転手による運転より良いとか優れているとか、一概には言えない。
それにそもそも番組そのものは「地下鉄会社の業務全般」の技術・ノウハウの高さにフォーカスしていた。
だから、そこだけ(運転手の運転技術の高さについてどう価値判断するか?)について、突っつくのもナンだなあとは思うんだが・・・

誤差1秒以内にピッタリ寄せる運行間隔やスピード感覚を身につける厳しい訓練に一生懸命になるのって、果たしてこれからの時代、地下鉄の正確な運行を維持管理してもっと良い鉄道運行をするのに最も良い方向性かなぁ?と思ったりして。

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