HTML

2006年9月12日火曜日

よろしくお伝え下さい

以前、人から聞いた話なので、本当に本当かどうかは分かりませんが、納得できるマナーのお話。

「〇〇さんによろしくお伝え下さい」といわれて、そのとおり、「△△さんが、よろしくお伝えくださいと言っていました」というのは、常識としてよろしくないんだそうです。

「よろしくお伝え下さい」という意味には、
「私が先方(相手)にお伝えすべきご挨拶を、あなたがよろしいようにお伝え下さい」
という意味なんだそうです。だから、「よろしくお伝え下さい」といって「よろしくと言ってました」というのは、ガキの使いのようなもの。

本来は、その方と先方との関係や日頃のお付き合いの様子などを鑑みて、たとえば「ぜひ近いうちお会いしたいと申しておりました」とか、「また何かの折にはお誘い下さい、と申しておりました」「時節柄、お体にはくれぐれもお気をつけ下さいと申しておりました」などのように、自分なりに言葉や内容を選んで相手にお伝えするのがマナーだそうです。

要するに「お伝え下さい」と頼む方は「あなたの常識あるご挨拶やマナーにお任せしますから、先方に失礼のないご挨拶をお伝え下さい」と信頼して伝言を頼む、というわけですね。

・・・これつまり、相手の人付き合いとか常識とかマナーというものを信頼できるからこそいえる言葉。
だから頼まれた方も、その信頼に答えるように、先方にきちんとして挨拶を伝える、そういう挨拶や依頼を積み重ねていく事で、信頼関係が生まれる・・・・「よろしくお伝え下さい」という言葉や行動の意味に、人とのコミュニケーションを大切にする心が込められているんだなあ、と思うKissyです。

0 件のコメント:

コメントを投稿